教皇、２０１０年５月２日トリノ訪問へ、聖骸布公開を機会に

イタリアのトリノ大司教、セヴェリーノ・ポレット枢機卿は、27日、教皇ベネディクト16世のトリノ司牧訪問を書簡を通して公式発表した。

教皇のトリノ訪問は、来年４月10日から５月23日まで行われる聖骸布公開を機会に行われるもの。

発表によれば、訪問日は５月２日（日）。教皇はまずトリノ大聖堂に赴き、聖骸布の前で祈られる。この後、サン・ジョヴァンニ広場において巡礼者と共にミサを捧げられる。午後、教皇はサント・ヴォルト教会で若者たちとの出会いを持たれる。また途中コットレンゴを訪問、「神の摂理の小さな家」の関係者を祝福される。

ポレット枢機卿は書簡で、これを教皇と出会い共に祈るまたとない機会として信者らに示すと共に、現在、世界的経済危機の影響を受けて苦しむ「労働と工業の都市」トリノが、教皇の訪問を通して慰めと希望のメッセージを受け取ることを期待している。