2009-10-06 18:33:45

第2回アフリカ特別シノドス開幕、教皇ミサ


バチカンで4日、第2回アフリカのための特別シノドス(代表司教会議)が、教皇ベネディクト16世司式のミサによって開幕した。

今回のシノドスは「和解・正義・平和に奉仕するアフリカの教会『あなたがたは地の塩…世の光である(マタイ5, 13.14)』」をテーマに今月25日まで開催される。

第1回目のアフリカ特別シノドスは、教皇ヨハネ・パウロ2世によって1994年4月に行なわれている。

シノドスにはアフリカ大陸全土を代表する枢機卿・司教らはもとより、神学や宣教、典礼、司牧、経済、医療、女性問題など諸分野の専門家、またカトリック以外のキリスト教教会の使節が参加。

会期中に20の全体会議、9回にわたる分科会が行なわれ、提案書採択を経て、最終日の教皇による閉会ミサをもって終了する。

聖ペトロ大聖堂で行なわれた開会ミサはアフリカのコーラスなどに彩られ、喜びにあふれたものとなった。

教皇は説教で、創造主である神を称えるアフリカは、信仰と希望の危機にある世界に精神的息吹を送り出す「肺」であると述べた。

一方で、この「肺」が今日、物質主義・相対主義・虚無主義や、政治経済的関心の混ざった様々な形の宗教的原理主義に脅かされていることを指摘。

グローバル化をはじめ世界が目まぐるしい変容を遂げる中で、アフリカが常にキリストの真の弟子たちによる神の家族であり続けることができるように、このシノドスを機会に司牧と宣教の新たな歩みを見出すことを望まれた。







All the contents on this site are copyrighted ©.