2009-09-21 18:37:37

教皇、ロシア正教のイラリオン大主教と会見


教皇ベネディクト16世は、カステルガンドルフォで19日、ロシア正教会の諸教会対話責任者・ヴォロコラムスクのイラリオン大主教とお会いになった。

イラリオン大主教は、教皇庁キリスト教一致推進評議会の招きにより、15日からバチカンを訪問していた。

イラリオン大主教は、教皇との会談後の記者会見で、享楽主義、相対主義、世俗主義が広がる現代社会において、キリスト教信仰の精神と倫理価値を世界に示すために、カトリック教会と聖教会は共に対応していかなければならないと話した。

そして、特にキリスト教的観点から見た家庭の意義や、社会正義、環境問題、生命と尊厳の保護・推進に共に取り組む必要を述べた。

また、教皇とモスクワ総主教との将来の会見の可能性について、イラリオン大主教は個人的にその実現を望むものであり、また両教会にはこうした出会いを準備する意志があると話した。

同大主教は前日18日午前には、キリスト教一致推進評議会議長カスパー枢機卿と会見、午後からローマのサンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会で祈りの集いに参加した。
 







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