2009-07-30 18:46:45

教皇、北イタリアでの休暇終了、カステルガンドルフォへ


29日午後、教皇ベネディクト16世は北イタリアでの夏期休暇を終了され、ローマ郊外カステルガンドルフォの離宮に移られた。

教皇は7月13日からヴァレ・ダオスタ州のレ・コンブで過ごされていた。この滞在中、教皇は右手首を骨折されたが、経過は順調で、ピエモンテ州のロマーノ・カナヴェーゼでの集いや、アオスタの大聖堂訪問などを予定通り行なわれたほか、連日地元の人々との温かい交流を持たれた。

26日のレ・コンブでの日曜正午の集いで、教皇はトリノ大司教とお会いになり、同地の大聖堂に保管されている聖骸布の一般公開が来春行なわれるにあたり、これを機会にトリノを訪問したい旨を明らかにされている。

レ・コンブを後にするにあたり、最終日、教皇は関係者に心からの挨拶を述べられた。

教皇は滞在中の多くの人々の「守護の天使」のような心配りに感謝を述べながら、「残念ながら私の守護の天使は私が怪我をするのを止めてくれませんでしたが、もっともそれは神様のご意思があってのことでした。きっと私にさらなる忍耐と謙遜を教え、もっと祈りと観想に専念させるための計らいだったのでしょう」と話された。

29日夜、カステルガンドルフォ入りされた教皇は、離宮の前に集った人々に挨拶と祝福をおくられた。







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