2009-07-28 18:36:05

教皇、レ・コンブで日曜正午の集い、家庭における祖父母の役割を強調


教皇ベネディクト16世は、26日、ヴァレ・ダオスタのレ・コンブで、日曜正午の祈りを信者らと共に唱えられた。

今月13日から始まった教皇の北イタリアでの夏期休暇もあと数日を残すまでとなった。

この日、教皇が滞在する山荘の緑地で行なわれた集いには、イタリア各地はもとより近隣国からも、およそ5千人が詰め掛けた。

教皇は、美しい山々に囲まれて毎日を過ごす喜びを述べると共に、ご自分の休暇を陰で支えるすべての関係者に心からの感謝を表された。

説教でこの主日の福音朗読箇所、ヨハネ福音書6章の「パンの奇跡」(1-15)をテーマに取り上げられた教皇は、「司祭年」を記念する今、イエスがパン5つと魚2匹を分け与えて何千人という人々に食べさせたというこのエピソードを特に司祭たちに思い起こして欲しいと話された。

少年の差し出すわずかなパンと魚に、弟子たちが「こんな大勢の人々に、これが何の役に立つのだろう」と思ったように、司祭たちも自分の限られた力でどうやってイエスを助けられるだろうと思うことがあるだろうが、そのわずかなものをイエスの聖なる手にのせることで、司祭たちは多くの人々、すべての人々の救いの道具となると、説かれた。

また教皇は、典礼暦でこの日記念された、聖母マリアの両親、従ってイエスの祖父母である、聖ヨアキムと聖アンナに言及。これを機会に教育について考え、特に家庭の中で人生の基本的価値観を示してくれる祖父母たちのために祈るよう招かれた。

中でも両親が何らかの理由で十分に子どもたちのそばにいてあげられない時、祖父母の役割はますます重要なものとなると教皇は指摘。世界中の祖父母らを聖ヨアキムと聖アンナの保護に託された。







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