2009-07-07 16:43:13

教皇の新回勅「カリタス・イン・ヴェリターテ」発表


教皇ベネディクト16世の新しい回勅「カリタス・イン・ヴェリターテ(仮訳:真理における愛徳)」が、7日、発表された。

ベネディクト16世の回勅として第3作目に当たる「カリタス・イン・ヴェリターテ」は、社会的テーマを持つもので、序文、本論6章、結びを合わせて、全79節からなる。

「キリスト自身が身をもって証された『真理における愛徳』」は、「各個人、そして人類全体の真の発展のための最も基本的な推進力です」という言葉で始まる同回勅は、カトリック信者はもとより善意あるすべての人々に向けられている。

教皇はこの回勅の中で、「愛徳(カリタス)」を教会の社会教説の中核として示しつつ、その愛徳が真理の光に照らされている必要を強調している。

回勅は、教皇パウロ6世の回勅「ポプロールム・プログレッシオ」のメッセージに触れながら(第1章)、「現代における人間的発展」(第2章)、「兄弟愛、経済発展、市民社会」(第3章)、「人々の発展、権利と義務、環境」(第4章)、「人類家族の協力」(第5章)、「人々の発展と技術」(第6章)のテーマを展開。神の愛に心を開き、『真理における愛徳』のうちに、勇気をもって正義と共通善を追求し、人類の真の発展に寄与するよう招いている。







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