2009-06-08 15:45:33

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2009.5.27)


教皇ベネディクト16世は、バチカンで27日、水曜恒例の一般謁見を行なわれた。

謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇は中世期のキリスト教著作家の考察として、聖テオドロスの生涯を紹介された。

その主な内容は以下のとおり。

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親愛なる兄弟姉妹の皆さん

今日のカテケーシスでは、中世ビザンチン世界で活躍したテオドルス・ストゥディータについて考察しましょう。

テオドルスは759年、敬虔な貴族の家に生まれました。彼は22歳の時、修道生活に入りました。

テオドルスはキリストの聖像破壊運動はキリストのあがないのみ業の否定に通じることだとして激しく反駁しました。

テオドルスは当時の修道生活の刷新にも大いに尽力しました。特に修道生活における物質的な仕事にも霊的な意味合いを深めるようにと人々を方向付けました。

テオドルスの教えは、信仰における一致を深め、過度な霊的個人主義に抵抗するよう現代の私たちをも励ましています。

正しい生活と、聖霊における兄弟愛の実践を通して教会一致を実現するよう招くテオドルスの呼びかけにいつも答えていくよう努力しましょう。
 







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