2009-06-08 18:35:56

三位一体の祝日:教皇「すべては神の愛のもとに動く」


教皇ベネディクト16世は、バチカンで7日、日曜正午のアンジェラスの祈りを巡礼者と共に唱えられた。

この日、カトリック教会の典礼暦は、三位一体の大祝日を記念した。

教皇は集いの説教で、「聖霊降臨」から、「三位一体」、「キリストの聖体」、そして「イエスのみ心」へと続くこれらの各大祝日は、受肉から、死、復活、昇天、聖霊の賜物に至るイエスの啓示をある意味で集約し、唯一の救いの神秘を表すものであると指摘された。

至聖三位一体を観想されながら、教皇は、イエスは愛である神を、一つのペルソナにおいてではなく、慈しみ深い創造主なる父と、受肉された永遠の叡智である御子と、救いの実現に向けて宇宙と歴史を動かす聖霊の、三位の一致において私たちに啓示したと話された。

そして、「御父は愛、御子は愛、聖霊は愛であるがゆえに、三つのペルソナは唯一の神」であり、「神は完全に純粋な、終わりの無い、永遠の愛」、「孤独に生きるのではなく、絶えず与え合い、交わりあう、尽きることの無いいのちの源」であると強調された。

大宇宙から小宇宙までありとあらゆるものが互いに関わり合っている世界に、教皇は「関係である神」「愛である創造主」を見出された。

「すべては愛から発し、愛に向かい、愛に押されて動く」と述べた教皇は、愛である神の三位一体の似姿につくられたために、私たちも愛ゆえに幸福になるのであり、互いの関わりの中に、愛し愛されるために生きるのであると話された。







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