2009-05-15 15:51:39

聖地巡礼:教皇、ナザレで諸宗教関係者との集い「子どもたちを暴力から守ろう」


14日、イスラエルのナザレを訪問された教皇ベネディクト16世は、ガリラヤ地方の諸宗教関係者らとお会いになった。

受胎告知教会(お告げの教会)の附属ホールで行なわれたこの集いには、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ドゥルーズ派の代表者らが多数出席した。

教皇はこの席で、宗教を超えて善意の人々が一致し、よりよい世界の構築に努力しながら、子どもたちを狂信主義や暴力から守っていこうと呼びかけられた。

また、「平和の文化」と相互尊重を育て、巡礼地をめぐる諸宗教間の緊張をなくし、静かな祈りの環境をすべての人に保証する必要を述べられた。

集いの終わり、「シャローム」「サラム」「ピース」と平和の言葉が歌われる中、教皇はユダヤ教とイスラム教の指導者らと手を取り合い、その腕を天に高く上げられた。

ナザレでの一日の締めくくりとして、教皇は「お告げの洞窟」を巡礼。受胎告知教会で、地元の教会関係者らと共に夕べの祈りを唱えられた。

教皇は集いの説教で、イスラエルとパレスチナ自治区においてキリスト教徒が少数派であることに触れながら、キリスト者でいることの勇気を持ち、キリストによって聖化されたこの土地に留まり続けて欲しいと、聖地の信者らを励まされた。







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