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2009-05-09 17:40:02
ヨルダン訪問:教皇、モーゼにゆかりのネボ山へ
聖地巡礼2日目の9日午前、教皇ベネディクト16世は、ヨルダンのネボ山を訪問された。
アンマン南西約40キロのネボ山は、標高806メートル、モーゼが約束の地を見下ろした場所(申命記34)として知られる。風の強い高台からは、ヨルダン渓谷、死海、エルサレム、ベトレヘムなど、聖地とヨルダン南部を一望することができる。
教皇はネボ山のモーゼ記念教会を訪れた後、展望台からの眺めにしばし見入られた。
教会を管理するフランシスコ会の関係者らへの挨拶で、教皇は聖なる土地への巡礼はキリスト教とユダヤ教の切り離せない絆を思い起こさせると述べ、この出会いが聖書への愛を新たにし、両宗教の和解の障害を乗り越えさせ、相互尊重を育むための助けとなるようにと願われた。
続いて、教皇はマダバに赴かれ、カトリック・ラテン典礼総大司教区の大学建設のための礎石を祝別された。
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