2009-04-21 16:46:46

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2009.4.15)


教皇ベネディクト16世は、バチカンで15日、水曜恒例の一般謁見を行なわれた。

復活節最初の謁見で、教皇はキリストの死と復活をテーマに講話を行なわれた。

教皇の講話の要約は以下のとおり。

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親愛なる兄弟姉妹の皆さん

今日の一般謁見は、イエスの死からの復活の喜ばしい祝いである復活節の始めにあたります。復活の讃歌は、英雄的な死との戦いの後、今勝利の中に生き続けるいのちの主を寿いでいます。

聖金曜日の十字架の道行きの後、荘厳な復活の徹夜祭は、慰めと平和と希望によって、私たちを光の道に導き入れました。これは、ナザレのイエスの復活を真の歴史的な事実として宣言する私たちキリスト教徒たちの証しとその信仰にとって、根本的なことです。

キリストの復活は、単にいのちに戻ったということではありません。それはいのちの新しい次元に入ったということです。キリストの復活はあらゆる人、全歴史、全宇宙を変革することを意味しています。

聖パウロは、コリントの信者たちに初めから伝えられたことを書きながら、キリストは聖書の記述通りに死に、そして復活したのだということを思い起こさせています。

苦しめる神のしもべとして、イエスは私たちの罪を負い、私たちのために祈りながら、私たちを罪から清めてくださいました。

キリストは自らの死によって、死に終止符を打ち、復活することによって、世界に新しいいのちをもたらしました。

キリストの復活の喜びが、キリストの福音を忠実に生き、その証しを寛大に実現できる勇気を私たちに与えて下さいますように。

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