2009-04-02 17:19:48

ベッティ枢機卿逝去、神学者、ラテラン大学元学長


イタリア出身のウンベルト・ベッティ枢機卿が、2日、フィエーゾレの聖フランシスコ修道院で逝去した。87歳だった。

ベッティ枢機卿は、1922年、トスカーナ州、ピエーヴェ・サント・ステファノに生まれた。フランシスコ会に入会。1943年、終生誓願。1946年、司祭叙階。教皇庁立聖アントニオ神学大学(今日の教皇庁立聖アントニオ総合大学)で神学の教鞭を取り、1961年、第2バチカン公会議の神学準備委員会委員。1963年、同公会議で神学の専門家として、「教会憲章」「神の啓示に関する教義憲章」などの起草にたずさわった。1975~78年、聖アントニオ神学大学学長。その後、バチカン教理省などの顧問を経て、1991~95年、教皇庁立ラテラン大学学長。教皇庁神学アカデミー会員。教義に関する多くの書を記した。2007年、枢機卿に任命された。

教皇はベッティ枢機卿の逝去に深い悲しみを表され、関係者に宛てた弔電で、優れた神学者であった同枢機卿の熱心な教会への奉仕、特に公会議や教理省、大学における大きな貢献を思い起こされた。







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