2009-03-31 16:35:20

教皇、アフリカ司牧訪問を報告、日曜正午の祈り


教皇ベネディクト16世は、29日、正午のアンジェラスの祈りを信者と共に唱えられた。

午前中、ローマの小教区訪問として、マリアーナ地区のサント・ヴォルト・ディ・ジェズ教会を司牧訪問された教皇は、続いてバチカンで日曜恒例の祈りの集いを持たれた。

説教で教皇は、先日17日から23日まで行なわれたアフリカ司牧訪問(カメルーン、アンゴラ)について話された。

アフリカの信者たちとの交流を通して得た深い感動を語られた教皇は、特に印象に残ったこととして、神の家族としての喜びを皆で一体感を持って分かち合うことができたこと、また聖なるものへの強い意識が典礼の中に息づいていたことを挙げられた。

さらに、この訪問を通してアフリカの教会の現実を、その多様性、歴史、直面する今日の問題など様々な観点から知り、理解することができたと話された。

そして、教皇はこの日の福音朗読箇所の「一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである」(ヨハネ 12,24)というイエスの言葉を引用しながら、アフリカで福音のために奉仕し、多くの実りをもたらし続けている宣教者・修道者・信者たちに深い感謝を表された。

教皇は、4月1日(水)の一般謁見で、アフリカ司牧訪問のより詳しい報告を行なう旨を述べられた。

この日、聖ペトロ広場には、教皇のアフリカ司牧訪問に対する喜びを表明するために集ったアフリカ諸国の学生たちの姿が見られた。教皇はこの巡礼団に心からの感謝を述べられた。

また教皇は、4月2日(木)夕方、聖ペトロ大聖堂で前教皇ヨハネ・パウロ2世の帰天4年の追悼ミサをとり行うことを予告され、5日(日)受難の主日(枝の主日)の世界青年の日(教区レベル)と共に、若者たちの参加を呼びかけられた。

さらに、教皇は2日に記念される世界自閉症啓発デーのために祈られた。







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