2009-03-27 18:42:21

教皇の聖地巡礼プログラムを発表


今年5月に予定されている教皇ベネディクト16世の聖地巡礼の日程が発表された。

バチカン広報局によれば、教皇の聖地巡礼は、5月8日(金)から15日(金)までの8日間。教皇はこの機会に、ヨルダン、イスラエル、パレスチナ自治区を訪問される。

教皇は8日午前、ローマを出発。同日午後、ヨルダン首都アンマンに到着し、空港で歓迎式に臨まれる。「平和の元后」センター訪問に続き、王宮でヨルダン国王夫妻と会見される。

9日(土)午前、モーゼが約束の地を見下ろしたというネボ山に古いバシリカを訪問。マダバでカトリック・ラテン典礼総大司教区の大学建設の礎石を祝別。この後アンマン市内のヨルダン博物館とアル・フセイン・モスクを訪問、モスク前でイスラム指導者、ヨルダン駐在外交団、同国の大学総長らとの出会いを持たれる。午後、同市内のギリシャ・メルキト典礼の聖ジョルジョ教会で教会関係者と夕べの祈りをとり行われる。

10日(日)午前、教皇はアンマンの国際競技場でミサを司式、午後、ヨルダン川対岸ベタニアのイエスが洗礼を受けたといわれる場所を訪問。ヨルダン川対岸でラテン典礼およびギリシャ・メルキト典礼教会の礎石を祝別される。

11日(月)午前、教皇はアンマン空港での送別式を経て、イスラエルのテルアビブへ。空港で歓迎式が行なわれる。午後、テルアビブの大統領府を表敬訪問。続いてエルサレムで「ヤド・バシェム」ホロコースト記念館を訪問。同市のノートルダム・センターで、諸宗教対話に関わる組織との出会いを持たれる。

12日(火)午前、エルサレムの岩のドームでイスラム教指導者らとの出会い、さらに2人の主席ラビをヘファル・シュロモ・センターに表敬訪問される。正午近くには最後の晩餐の高間で聖地のカトリック責任者らとレジナ・チェリの祈りを唱えられる。午後は、ヨサファトの谷でミサを捧げられる。

13日(水)はベツレヘムを訪問。午前、到着後の歓迎式、続いて生誕教会前で教皇ミサ。午後は生誕洞窟やカリタス小児病院、難民キャンプの訪問や、パレスチナ自治政府大統領との会見を行なう。

14日(木)午前、ナザレでミサ。午後、イスラエル首相と会見。お告げの教会巡礼地のホールでガリラヤ地方の諸宗教代表者らの集い。この後、お告げの洞窟を訪問。お告げの教会でガリラヤの教会関係者と夕べの祈りをとり行われる。

15日(金)聖地巡礼最終日。午前、諸キリスト教会代表者とエキュメニカルな集いの後、聖墳墓教会、アルメニア使徒教会を訪問。午後、テルアビブ国際空港で送別式に臨まれ、ローマに向けて発たれる。
 







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