2009-01-29 18:13:47

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2009.1.28)


親愛なる兄弟姉妹の皆様

今日のカテケーシスでは、使徒聖パウロについての考察を続けながら、特に司牧書簡と呼ばれる2人の弟子に書かれた手紙、テモテ宛の2書簡と、テトス宛ての1書簡に目を向けて見ましょう。

これら3通の手紙の著者については議論の余地がないわけではありませんが、聖パウロの生涯と活動の中心期の後に来る時代のものであり、聖パウロの教えから導き出される権威を確かに示すものです。

使徒継承の純粋さが脅かされることのないよう、これらの手紙は聖書についての深い理解と信仰の遺産に対する忠実の大切さを強調しています。

ここで聖書と聖伝は、教会生活と、すべての人々を神の救いの真理に導く使命(1テモテ2,1-4)のための、「神が据えられた堅固な基礎」(1テモテ2,19)として捉えられています。

これらの司牧書簡は、教会組織がどのように発展してきたのか、特に司祭団の中に司教の存在が現われてきた過程を伝えています。
 
これらの手紙は、教会そのものを神の家族として示し、その中で司教は父親の権威をもって行動すると説明しています。

このような考え方に基づいて、すべてのキリスト者たちが神の家族の一員として生き、その牧者たちが強く敬愛すべき父親として、信仰と一致のうちに教会を建設する任務を遂行できるよう、聖パウロの助けを願いましょう 。







All the contents on this site are copyrighted ©.