2009-01-20 18:35:49

世界移民難民の日とキリスト教一致祈祷週間に言及、教皇、日曜の集いで


教皇ベネディクト16世は、バチカンで18日、日曜正午のアンジェラスの祈りを信者と共に唱えられた。

カトリック教会はこの日「世界移民難民の日」を記念した。教皇は今年のテーマ「移民としての聖パウロ、異邦人の使徒」を紹介。キリキアのタルソに生まれ、ヘブライ、ヘレニズム、ローマの多文化を背景に育ち、コスモポリタン精神を持つサウロ(パウロ)が、回心後、復活のキリストの「大使」となり、すべての人々に福音を告げる使命を果たしていった、その宣教生活を思い起こされた。

そして、多くの移民の中で、新しい生活に溶け込んでいる人々もいれば、残念ながら非常に困難な状況に置かれた人々もいる現状において、世界の移民移住者とその家族らの民族・文化・宗教を超えた平和な共存を目指して、福音のメッセージに基づいた関心と取り組みへの力を聖パウロから汲み取ることができるようにと願われた。

さらに、移住者や難民に加え、船舶・漁業関係者にも目を向けられた教皇は、船上で生活し、海賊や密漁の被害にさらされている人々、海上での救援に寛大に奉仕する人々に精神的一致を示された。

また教皇は、18日から25日まで「それらはあなたの手の中で一つとなる」(エゼキエル37・15-28)をテーマに行なわれるキリスト教一致祈祷週間、また、メキシコシティでこの日閉会を迎える世界家庭大会にも言及された。







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