2008-11-25 15:53:42

教皇、アルメニア教会・キリキアのカトリコス、アラム1世と会見


教皇ベネディクト16世は、アルメニア教会のキリキアのカトリコス、アラム1世の訪問を受けられた。

アラム1世は、中東やキプロス、カナダ、アメリカなどのアルメニア教会の代表者からなる使節団と共に、23日から27日までローマ、バチカンを訪問している。

アラム1世は、1997年、バチカンで前教皇ヨハネ・パウロ2世と会見している。ベネディクト16世との出会いは今回が初回となる。

24日、アラム1世の使節は聖ペトロ大聖堂を訪れ、聖堂地下にあるヨハネ・パウロ2世前教皇の墓前で祈った。

一行はこの後バチカン宮殿にベネディクト16世を訪問した。

教皇はアラム1世らを温かく歓迎され、レデンプトリス・マーテル礼拝堂でエキュメニカルな祈りの集いを持たれた。

教皇はアルメニア教会使節団への挨拶で、世界の平和と和解の推進のために、諸キリスト教教会間の対話がますます重要であることを強調された。

また、中東をはじめ世界のいくつかの地域におけるキリスト者への迫害と暴力を深く憂慮された教皇は、様々な民族・宗教共同体が互いに受け入れあうことによってのみ、連帯と正義に満ち、すべての人の権利が尊重される平和な社会を築くことができると述べられた。

アラム1世と使節は、26日の一般謁見で再び教皇と出会いを持ち、バチカン国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿とも会見する。使節はローマのいくつかの教会でエキュメニカルな集いに参加するほか、大学訪問なども予定している。







All the contents on this site are copyrighted ©.