2008-11-18 17:51:32

教皇、レバノン新大使と会見、「同国が中東の平和追求のモデルとなるように」


教皇ベネディクト16世は、17日、レバノンの新大使、ジョルジュ・チャキブ・エル・コーリー氏とお会いになった。

同大使から信任状を受け取られた教皇は挨拶で、レバノンを構成する様々な文化に触れつつ、特に同国の歴史の中で示されてきた多くの異なる宗教間の兄弟愛的共存に言及。レバノンが長い闘争に苦しむ中東地域に効果的な解決策を追求する上でのモデルとなり、諸共同体・文化間の協力経験を通して平和の構築に貢献していくことを期待された。

教皇は、最近の大統領選挙や、挙国一致内閣の成立など、レバノン国内の一致と対話を推進する努力を評価されると共に、同国が中東地域や世界の対立の影響を受けて闘争の地となることがないよう、国際共同体にレバノンの体制を保護し、価値付けるよう協力を呼びかけられた。

レバノンのすべての国民が同国を「家」であると感じ、相互の権利尊重のもとに暮らせるよう、特に新しい世代に平和と和解の心を育てる必要を説かれつつ、教皇は同国の諸問題の解決努力に対するカトリック教会の支援を約束された。







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