2008-11-12 15:23:54

ケニアで修道女2人誘拐される


ケニアの東北部で10日、イタリア人修道女2名が誘拐された。

誘拐されたのは、北イタリア・クネオに本部を持つ「ド・フーコー神父の観想宣教運動」の会員、カテリーナ・ジラウド修道女(67 )とマリア・テレーザ・オリヴィエーロ修道女(61) 。

2人はケニアでの宣教生活が長く、国境地方で特にソマリア難民への奉仕を中心としながら、貧しい人々、病者や高齢者、栄養問題のある子どもたちのために活動していた。

修道女らは同日夜に武装グループに拉致され、ソマリア方面に連れさられたという。

現在の段階で、犯人側からの接触はない。

ケニアの教皇大使アラン・ポール・ルボーパン大司教は、ケニアで教会関係者の誘拐は初めてであり、非常に心配していると述べた。

同大司教によれば、修道女らは20年以上ケニアにおける宣教経験を持ち、土地の人々もその言語もよく知っており、福者シャルル・ド・フーコーの精神に従い、人々の隣に生きながら、目立ず静かにキリストの愛を証ししていたという。

また、修道女らが活動していた場所はイスラム教徒が多数を占める地域だが、これまでイスラム共同体との問題はまったくなく、宗教的原因は考えられないと述べた。







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