2008-11-07 16:49:17

カトリック-イスラム・フォーラム:第1回セミナー最終宣言
 


ローマで開催されたカトリック-イスラム・フォーラムの第1回セミナーは、6日、最終宣言を発表した。

イスラム教とカトリックの対話促進を目的に、ローマの教皇庁立グレゴリアン大学で4日から開催されたセミナーでは、両宗教の指導者・学者らが出席し、「神の愛、隣人への愛」をテーマに、「神学的・霊性的基礎」と「人間の尊厳と相互の尊重」の観点から考察を行った。

セミナーの終了にあたり発表された宣言は、15項目からなり、神の愛、いのちの価値、人間の尊厳、信教の選択の尊重、宗教的少数派の権利、異なる文化・民族の尊重、若者をはじめとする信徒の健全な育成などを唱えているほか、愛と調和の道具となり、あらゆる形の暴力やテロリズムを否定するよう呼びかけている。

教皇庁諸宗教対話評議会議長ジャン・ルイ・トーラン枢機卿は、このセミナーを通して対話が大きく発展したと述べ、互いを知り、相手に耳を傾ける努力は、対話と相互理解、友愛を可能にすると話した。







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