2008-11-04 17:53:39

1年間に亡くなった枢機卿・司教らの追悼ミサ、バチカンで


教皇ベネディクト16世は、3日、バチカンの聖ペトロ大聖堂でミサを捧げられ、この1年間に亡くなった枢機卿および司教らを追悼された。

この中で教皇は、昨年11月8日に亡くなった濱尾文郎枢機卿をはじめとする10人の枢機卿、そして故人となった大司教、司教らを思い起こされた。

「親しい人たちの早すぎる死は、ただぼんやりと生を送らず、人生の充満を目指せとの私たちへの促しになる」と教皇は述べつつ、「世は長く生きることを幸いと考えるが、神は人生の長さではなく、心の正しさをご覧になる」と話された。

また教皇は、「真のいのち、永遠のいのちはすでにこの世から始まっている。真のいのちは神の神秘に心を開き、それを受け入れることで始まる」と説かれた。

神がキリストを通して私たちにご自身をお与えになったように、私たちも人のために自分を与え、神の行為と一致することで死からいのちへと移ることができると教皇は述べ、この神秘に深く慰められ、キリストを選び死からいのちへと移った人たちの平安を祈りながら、天に目を上げ、地上の巡礼を続けていこうと参列者らを招かれた。







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