2008-10-20 18:21:02

教皇、ポンペイの巡礼聖堂でロザリオの祈り


19日、南イタリアのポンペイの聖母巡礼聖堂を司牧訪問された教皇ベネディクト16世は、午後、ロザリオの祈りをとり行われた。

集いの開始前、教皇は同巡礼聖堂の創立者、福者バルトロ・ロンゴの墓前で祈りを捧げられた。

そして、教皇は巡礼者らのためにロザリオの祈りを先唱された。

講話の中で、教皇はまずロザリオの祈りの観想的側面を強調。「ロザリオは観想と沈黙の学び舎です」と述べた教皇は、多くの言葉から成り立つロザリオの祈りは、観想に必要な沈黙と両立しないように思われるが、アベ・マリアの繰り返しはむしろ心の沈黙を要求し、それを深め、み言葉の観想を助けるものであると指摘された。

さらに、教皇はロザリオの祈りの使徒職的側面にも人々の注意を向けられた。ロザリオの使徒である福者バルトロ・ロンゴが、多くの慈善事業を起こし、人間と社会の発展のために貢献すると共に、ポンペイの巡礼聖堂を世界の平和と人々のための取次ぎの祈りの中心地としたように、皆もロザリオの祈りに「愛の使徒職」と「平和の祈り」という2つの目的を込めて欲しいと願われた。

教皇は集いの終わりに、ロザリオの聖母に金の薔薇を捧げられた。

こうして、一日にわたるポンペイ司牧訪問を終えられた教皇は、同日夜、バチカンに戻られた。







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