2008-10-16 17:26:23

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2008.10.15)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

私たちのカテケーシスを続けながら、今日は聖パウロのキリストの教会についての教えを考察しましょう。

回心前のパウロは、「神の教会」を迫害していました。パウロはその数多くの手紙の中で、「教会」という言葉を地域教会を指すのと同じように、普遍教会を意味する言葉としても使用しています。

聖パウロにとって、イエス・キリストそのもの、またキリストの福音に対する信仰は、教会の心臓、中心でした。

パウロの全福音宣教は、主の死と復活の過越しの神秘の宣言に収斂し、それは神を信じ、聖霊の命において分かち合う人々の新しい共同体を確立することを目的としていました。

教会はまたギリシャ語の「エクレシア」(神のみ言葉によって生かされる人々の具体的な集い)という姿を持っています。パウロにとって「教会」は、それぞれの霊的賜物を持つ人々からなる「キリストの身体」と言う意味も持っていました。

聖パウロは教会に関するその豊かな教えにおいて、教会についての理解と愛をますます深めるよう、また信仰と愛のうちに教会の建設のために働くよう、私たちを招いているのです。







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