2008-10-15 18:13:23

聖書の読書状況に関する国際調査
 


バチカンで開催中の聖書をテーマとした世界代表司教会議(シノドス)を機会に、聖書が人々にどのように読まれているのかを知るための国際調査の結果がバチカンの広報室を通して発表された。

カトリック聖書連盟は、このたび「エキュメニカルな観点における聖書の読書状況に関する国際調査」を行なった。

この調査は2007年11月から2008年7月にかけて、米国、英国、ロシア、イタリア、アルゼンチン、フィリピンなど12カ国の、「月に少なくとも2、3回ミサに行く」と答えた成人信者(カトリック、正教会、聖公会、プロテスタント)から抽出された人々を対象に行なわれた。

調査によれば、大多数の人が家に1冊の聖書を持っている。しかし、聖書を実際に読んでいるかに関しては、状況は国ごとに異なり、フランスやスペインでは20%、米国では75%の調査対象者が、少なくともこの1年間に聖書の1節を読んだと答えている。

多くのキリスト者は聖書を典礼中の朗読を通して知り、個人的に読み黙想する人は少ないという。

聖書は現在2454の言語によって翻訳されており、さらなる普及のためには今後少なくとも4500言語への取り組みが期待されるという。







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