2008-10-13 18:34:40

教皇、バチカンで4人を新たに列聖、インドのキリスト者への暴力停止呼びかけ


教皇ベネディクト16世は、12日、バチカンでミサを捧げられ、この中で4人の列聖式をとり行われた。

このたび新たに聖人の列に加えられたのは、ガエターノ・エッリコ神父(イタリア1791-1860、イエスとマリアの聖心宣教会創立者)、マリア・ベルナルダ・ビュトラー修道女(スイス1848-1924、扶助者聖母のフランシスコ宣教修道女会創立者)、アルフォンサ・デル・イマコラータ・コンチェツィオーネ修道女(インド1910-1946、本名:アンナ・ムッタトゥパダトゥ、聖クララ会修道女)ナルシーサ・ディ・ヘスス・マルティリヨ・モラン(エクアドル1832-1869、信徒)。

秋晴れが広がったこの日曜日、列聖式の行なわれた聖ペトロ広場では、4人の聖人たちの出身国やゆかりのある地方から訪れた、およそ4万人の巡礼者たちが喜びを分かち合う姿が見られた。

ミサの説教で、それぞれ異なる時代や社会状況を生きた4人の生涯とその聖性を示された教皇は、彼らの模範と教えに導かれ励まされ、イエスに従い永遠の命に至る十字架の道を歩むよう、信者らを招かれた。

ミサの後半行なわれたアンジェラスの祈りで、教皇はこの日列聖されたアルフォンサ・デル・イマコラータ・コンチェツィオーネ修道女の類まれな聖徳が、現在困難な状況を生きるインドのキリスト者たちの慰めとなるようにと祈られると共に、同国のキリスト者を迫害する人々に対し、暴力を止め、平和と和解、愛の文明の構築に加わるよう呼びかけられた。

また、教皇はロザリオを通して、武力衝突下にあるコンゴ民主共和国・北キブの市民のため、またイラクとインドで暴力を受けているキリスト者のために祈って欲しいと願われた。







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