2008-09-24 18:10:56

聖パウロと十二使徒の交流をテーマに、教皇一般謁見


教皇ベネディクト16世は、バチカンで24日、水曜恒例の一般謁見を行なわれた。

数ヶ月、暑さを避けてパウロ6世ホールを会場としていた一般謁見も、このところの涼しい気候と参加者多数のために、久しぶりに聖ペトロ広場で行なわれた。

この日のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇は前回に続き聖パウロの生涯をテーマに掲げ、聖パウロと十二使徒との交流について考察された。

聖パウロと十二使徒の関係は、福音の真実の擁護に対する情熱から来る尊敬と誠実さに常に満ちたものであった。パウロはイエスの同時代人であったが、イエスに直接会う機会がなかったため、ダマスコ途上における回心の後、イエスの最初の弟子たちに会う必要を感じていた、と教皇は述べた。

教皇はガラテヤの信徒への手紙に記された、パウロとイエスの弟子たちの何人か、すなわちケファ(ペトロ)、“イエスの兄弟”ヤコブ、そしてヨハネとの出会いに注目されると共に、回心後のパウロがイエス・キリストについて、特に聖体と復活について学んだことを振り返られた。

パウロは使徒たちから異邦人への宣教に対する認証を得て、使徒たちから受け取ったすべての情報を忠実に伝えた、と教皇は説き、キリスト者の信仰は神話や概念から生まれるものでなく、教会生活における復活の主との出会いによって生まれるものであることを強調された。







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