2008-09-22 17:18:51

教皇、アルバーノ訪問、司教座大聖堂の新祭壇を聖別


教皇ベネディクト16世は、21日、イタリア中部のアルバーノ・ラツィアーレを訪問、司教座大聖堂でミサを捧げられた。

ローマ郊外、カステリロマーニ地方の町アルバーノは、教皇離宮のあるカステルガンドルフォと隣接している。アルバーノには司教座が置かれ、カステルガンドルフォも同教区に属している。

この日早朝、アルバーノの中心街を訪れた教皇は、市民の熱心な歓迎を受けながら徒歩で大聖堂に向かわれた。

教皇の訪問は、このたび長い修復を終えた大聖堂で、新たにされた主祭壇の聖別式を行なうことを目的としたもの。

教皇は大聖堂でミサを司式され、その中で聖水、聖遺物、香油、献香、祭壇布、ろうそくの火など、キリスト教信仰の豊かな象徴にあふれた荘厳な儀式を通し、新祭壇を聖別された。

「限りないキリストの愛は、霊的エネルギーとして聖体と参加者を一致させる。それは絶え間ない愛への招きであるがゆえに、人々が分裂したまま祭壇に近づくことはできない」と教皇はミサの説教で述べ、ミサのために祭壇に近づくたびに、皆の心が赦しと和解と兄弟愛に開くようにと祈られた。

アルバーノ訪問の後、教皇はカステルガンドルフォの離宮に戻られ、正午のアンジェラスの祈りを信者と共に唱えられた。







All the contents on this site are copyrighted ©.