2008-09-17 19:23:15

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2008.9.17)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

今日のこのカテケーシスでは、先日行った私のフランス司牧訪問について話したいと思います。

パリでは大変温かい歓迎を受けました。私は文化人たちとの出会いにおいて、ヨーロッパ文化の基盤としての修道生活とその精神について話しました。修道者たちの理想は、神を追求するということでした。これこそ今日のヨーロッパ文化の根底にあるものだと言えましょう。私は聖書についての黙想が、ロゴス、神の言葉に私たちの知性と心を開いてくれるのだと言うことを強調したく思いました。

あの素晴らしいノートル・ダム大聖堂では、司教・ 司祭・修道者・神学生たちと祈り、若者たちとの出会いで聖霊と十字架の宝を分かち合いました。

またアンバリッド広場では、多くの信徒たちと聖体祭儀を捧げる喜びを持ちました。

この後、聖ベルナデッタへの聖母出現150周年をたくさんの巡礼者たちと共に記念するために、ルルドへ赴きました。

聖母出現の地、マッサビエルの洞窟の近くでのミサは、ちょうど十字架称賛の大祝日に当たり、救いのためのキリストの「死と栄光の神秘」に思いをはせました。十字架は、その御一人子を与えるほどに私たちを愛された神の愛の大きさの証しです。 それはまた、真実の愛は苦しみを伴い、痛み無しの贈り物はないことをも示しています。

ルルドは信仰と希望の学び舎です。なぜなら、ルルドは愛徳と奉仕の学び舎でもあるからです。

私は今回の司牧旅行を成功させてくださった神とすべての皆さんに心から感謝します。







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