2008-09-13 18:33:47

教皇、パリのノートルダム大聖堂で、教会関係者や若者との集い


教皇ベネディクト16世は、フランス司牧訪問初日、12日の夕方、パリのノートルダム大聖堂で教会関係者と共に夕べの祈りをとり行われた後、大聖堂前に集った若者たちに挨拶をおくられた。

夕べの祈りでは、司祭、助祭、修道者、神学生ら、参加者らが歌う荘厳な聖歌の調べが大聖堂内に響いた。

教皇は教会関係者への言葉で、「人々と共におられる神」、そして「み言葉の救いの力」を強調された。

続いて、夕闇にノートルダムの白いファサードが浮き上がる中、教皇は聖堂前でフランスの青年信者たちと精神的交流を持たれた。聖堂前広場の参加者はおよそ1万5千人、広場に入りきれなかった若者たちはセーヌ沿岸に集った。

今年7月に開催されたばかりの世界青年の日シドニー大会の余韻の中で行われたこの出会いは、再び参加者たちの若々しい歓喜と真摯な眼差しに包まれたものとなった。

教皇はこの集いで若者たちに信仰の宝として2つのテーマについて話された。

一つ目として、教皇は先の世界青年の日大会の主題であった「聖霊」を掲げられ、唯一の道・真理・いのちであるキリストに従い、神の神秘に近づくために、人間に新しい地平線を開き、キリストにおける真の希望を理解させる聖霊の力に信頼するよう呼びかけられた。

また、2つ目に、教皇は今年生誕2千年を記念する使徒聖パウロの人生の中心であった「十字架」を若者たちに示された。

神の叡智と無限の愛の象徴である十字架を見つめ、自分の信仰と救いのしるしとしてだけでなく、人々の声なき苦しみの証し、そして同時に唯一の貴重な希望の形として、十字架を崇敬するよう招かれた。

 







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