「文化に福音をもたらすことは常に新しい使命」教皇、アフリカの司教らに

教皇ベネディクト16世は、23日、タンザニアのバガモヨで開催された教皇庁文化評議会のミーティングにメッセージをおくられた。

この会議では、「グローバル化を背景とした新しい福音宣教の司牧的展望と、それがアフリカ文化にもたらすもの」をテーマに、アフリカ諸国の文化司牧担当司教らの出席のもと、４日間にわたり考察と討議を行なう。

教皇は同評議会議長ジャンフランコ・ラヴァージ大司教に宛てたメッセージで、「文化の福音化とインカルチュレーションは、古くからの、しかも常に新しい使命です」と強調された。

そして教皇は、変わることのない福音の真実、特に生きることの喜び、生まれてくる命への尊重、家族の大切さ、一致と連帯の深い意味など、アフリカの文化の中に息づく価値を新たに示す効果的な方法を見つけるよう、参加司教らに励ましをおくられている。