2008-07-13 11:10:55

教皇、シドニーに到着、17日より公式行事に参加 


教皇ベネディクト16世は、オーストラリア時間13日午後3時頃、シドニーのリッチモンド空軍基地に到着された。

ローマからおよそ20時間にわたる長旅にもかかわらず、教皇は笑顔で特別機から降りられ、出迎えの関係者らと挨拶を交わされた。

教皇は17日より公式行事に参加されるため、この日空港では歓迎式典は行なわれず、教皇は直接、訪問日程前半部の滞在先であるシドニー近郊のケントハースト・スタディ・センターに向かわれた。

ここで教皇は数日間、休養や祈り、黙想などのために私的な時間を過ごされる。

教皇は16日午後、ケントハーストを後にされ、世界青年の日(ワールドユースデー、WYD)行事に参加のためシドニー市内の大司教館に移られる。

シドニーで行なわれる教皇の主な公式行事の予定は以下のとおり。

17日(木)午前、教皇はマイケル・ジェフリー連邦総督とケビン・ラッド首相に迎えられ、シドニー市内の旧総督邸ガバメント・ハウスでの歓迎式典に出席。続いて、総督公邸アドミラルティ・ハウスにジェフリー連邦総督を表敬訪問し、総督と首相とそれぞれ会見を行なわれる。

同日午後からは、いよいよ世界青年の日の参加者らとの出会いが始まる。教皇はシドニー湾のローズ・ベイから参加者代表らと共に船でバランガルー突堤に向かい、同地で若者たちによる歓迎式に臨まれる。

18日(金)午前、教皇はシドニーの司教座大聖堂の地下聖堂でカトリック以外のキリスト教教会関係者らとエキュメニカルな集いを行なわれる。続いて、同大聖堂参事会員室で、諸宗教の代表者との出会いを持たれる。

この日午後、WYD参加者らによる十字架の道行きが行なわれ、教皇は開始部分の祈りを先唱される。また、薬物中毒などからの社会復帰を目指す若者たちともお会いになる。

19日(土)午前、シドニーの司教座大聖堂で、オーストラリア司教団とミサを捧げられる。このミサには神学生および修道会志願者らが参加する。

同日夕には、教皇はランドウィック競馬場で行なわれる世界青年の日の前夜祭に出席。

そして、世界青年の日を迎える20日(日)、教皇は同競馬場で若者たちのためにミサを捧げられる。

訪問最終日である21日(月)、教皇はWYD大会のボランティアの人々に挨拶をおくられた後、シドニー国際空港での送別式を経て、ローマへの帰途につかれる。







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