2008-07-07 17:04:46

「弱く貧しい人々への連帯を」教皇、洞爺湖サミット参加者にアピール


教皇ベネディクト16世は、滞在中のカステルガンドルフォで6日、日曜正午の祈りの集いを行なわれた。

この中で教皇は、北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)に向けてアピールを行なわれた。

この会議の開催にあたり、過去に行なわれたG8の決定課題を実現し、各地で人類を苦しめている貧困・飢餓・疾病・非識字問題に打ち勝つための方策を勇気をもって選択するようにと、サミット参加国の司教協議会の合同メッセージをはじめ、世界から多くの声が上がっていると教皇は指摘。この連帯の呼びかけにご自分も一致したいと述べられた。

教皇は、投機や経済の不安定、その結果としての食料やエネルギー価格の上昇が最も貧しく弱い人々に負担としてのしかかっていることを示され、こうした人々の立場を十分に反映し、寛大さと先見性によって、平等な発展プロセスと人間の尊厳の保護を目指した決議がなされるよう、会議参加者らに願われた。

集いの説教で、教皇は間もなく開催される第23回世界青年の日のために今月12日から大会の会場であるシドニーを訪れることを紹介された。

15日の歓迎式にはじまり、19日の前夜祭、そして20日、世界青年の日当日のミサで頂点を迎えるこの大会のために、オーストラリアの行政当局と教会関係者の協力による準備も進み、すでに世界各地から最初のグループがシドニーに向かいつつあると教皇は述べられた。

1985年、神のしもべ教皇ヨハネ・パウロ2世が始めた世界を横断する若者たちの巡礼の新しい到達点である今大会に、全教会が精神的に参加するようにと招かれた。
 







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