2008-06-27 17:15:58

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2008.6.25)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

今日のカテケーシスでは、証聖者マクシムスについて考察しましょう。

聖マクシムスは、7世紀、多くの神学論争が巻き起こっている最中、キリストの真の人間性をめぐり、異端に力強く対抗しました。

マクシムスはパレスチナで生まれ、修道者となり、コンスタンチノープル、ローマ、ローマ帝国領内のアフリカで生活しました。

マクシムスは、説教や著作の中で神のみことばの受肉の神秘を擁護し、イエス・キリストの中に人間として意思は存在しないという異端に反駁しました。

マクシムスは、人類の救いはキリストの完全な人間性によるということをはっきりと理解していました。そのためには、キリストの中に御父の救いの意思に自由に協力する人間としての意思が必要であることを示しました。

人間の救い、全宇宙の救いは、聖マクシムスの神学の中心テーマでした。 神の御子の受肉を通して、全宇宙は今贖われ、統一されているのです。







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