2008-06-17 16:53:11

教皇「武器不正取引は平和への脅威」


教皇ベネディクト16世は、16日、カメルーンのアントワン・ザンガ新大使より信任状を受け取られた。

同大使への挨拶で、教皇はカメルーンをはじめとするアフリカ情勢に注目された。

教皇はこの中で特に武器の不正取引がアフリカの暴力を広げる一因となっていること指摘され、それが多くの犠牲者や難民を出している現状を深く憂慮された。教皇は暴力の犠牲となった人々の中に、イヴ・プルメフ司教ら、聖職者や宣教者らをも思い起こされた。

武器の不正取引という行為がもたらす結果が何であるか、教皇は武器密売に関わるすべての人々に良心を問うよう招くと共に、国民の社会生活に平和と調和を保証し、闘争に終止符を打ち、国の一致のために文化・民族間の対話を推進するのは政治家たちの基本的義務であると、教皇は各国の努力と国際社会の協力を呼びかけられた。

教皇はまたこの機会に、貧しい国々への債務取り消しや連帯を訴えられた。







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