教皇、ベルルスコーニ伊首相と会見

教皇ベネディクト16世は、６日、イタリアのシルヴィオ・ベルルスコーニ首相とお会いになった。

同首相と随行の伊政府関係者を温かく迎えられた教皇は、首相との会談を持たれた。

両者の会談は和やかな雰囲気のもと、およそ40分にわたって行われた。この中ではイタリア情勢とカトリック教会の同国への貢献がテーマとなった。

この席では、教皇庁とイタリア間の現行協定の実施に関しての意見交換のほか、中東をはじめとする現在の国際情勢、ヨーロッパの倫理・社会的発展についての話し合いが行なわれ、両国関係と国際レベルにおいて双方の建設的な協力への意欲が強調された。

同首相は教皇との会談後、教皇庁国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿および外務局長ドミニク・マンベルティ大司教とも会談した。