2008-06-03 17:18:29

6月:教皇、イエスのみ心の観想へと招く、日曜正午の集い


教皇ベネディクト16世は、1日、日曜正午のアンジェラスの祈りを信者らと共に唱えられた。

集いの説教で、カトリック教会の伝統として6月は「イエスのみ心」に捧げられた月であることを指摘された教皇は、イエスのみ心に集約・表現される受肉と贖いの神秘、愛と希望の福音を強調された。

復活節の後、「三位一体」と「キリストの聖体」の祭日に続き、典礼暦は先月30日に「イエスのみ心」を祝ったが、ここに教皇は、無限の愛から、有限の人間の歴史・状態に入られ、一つの体と心を取られた神の求心的な導きを見出され、こうして有限において無限が出会い、ナザレのイエスの人間としての心の中に、目に見えず言葉で表せない神秘を観想することが可能となったと述べられた。

すべての人はそれぞれの人生に真実と愛の源となる「中心」を必要としているが、人が信仰をもって沈黙に耳を澄ますとき、自分の心臓の鼓動だけでなく、さらに深いところに信頼の置ける存在、すなわちイエスの存在を感じることができると教皇は話され、イエスのみ心、それは世界の心臓であると説かれた。

典礼暦ではイエスのみ心の祭日の翌日に聖母のみ心が記念されることを紹介された教皇は、
中国とミャンマーにおける自然災害の被災者のために、そして試練や病気、物質的・精神的困難の中にあるすべての人々のために、聖母の取次ぎを祈られた。







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