2008-05-29 14:51:19

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2008.5.28)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

今日のカテケーシスでは大聖グレゴリオ教皇について考察しましょう。大聖グレゴリオ教皇は6世紀の終わり頃、教会を統治し、教会博士として崇敬されています。

グレゴリオはローマの貴族の家に生まれ、長じてローマ知事となりました。しかしその後、彼は修道生活に入っています。

グレゴリオの学識と深い経験、類まれな才能は、コンスタンティノープルの皇帝の宮廷における教皇大使しての仕事、および教皇の秘書としての仕事に大いに寄与しました。

590年、グレゴリオは教皇に選ばれました。大聖グレゴリオの教皇職は、疲れを知らぬエネルギッシュな働き、および教会と社会の重要問題に対する優れた洞察力に特徴づけられます。

大聖グレゴリオはロンゴバルド族の侵入を抑えつつ、彼らに福音を伝え、イタリアの平和を確立することにあらゆる努力を惜しみませんでした。

彼はその優れた説教、教え、使徒職に加えて、教会財産の管理を再編成し、教会の慈善事業の効率化など、実務にも力を入れました。

大変な社会的混乱の時期にあって、また病弱な体質にもかかわらず、聖グレゴリオは愛情深く、賢明で聖なる牧者としての役割を完全に果たしました。

聖グレゴリオの生涯とその教えは、私たちの心に今もなお多くのものを与えてくれるのです。







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