2008-05-14 18:32:23

ガンティン枢機卿逝去、教皇庁司教省元長官


教皇庁司教省長官をかつて務めたベルナルディン・ガンティン枢機卿が、13日午後、入院先のパリの病院で逝去した。86歳だった。

ガンティン枢機卿は、1922年、ベニンのコトヌーに生まれた。1951年、司祭助祭。1956年、コトヌーの補佐司教、1960年、同教区大司教。

1971年に教皇庁入りした後は、1973年、福音宣教省局長、1977年、正義と平和委員会議長、1978年、開発援助促進評議会議長、1984年、司教省長官およびラテン・アメリカ委員会議長(1998現職引退)など要職を歴任した。

第2バチカン公会議(1962-1965)はもとより、数多くのシノドスに参加。

1977年、教皇パウロ6世より枢機卿に任命され、1993年より枢機卿会主席を10年近く務めた。

教皇ベネディクト16世は関係者への弔電で、深い使徒的精神と高い宣教心に満ち、多くの人々から尊敬されていたガンティン枢機卿を思い起こされた。

ガンティン枢機卿の逝去によって、現在の全枢機卿数は194人、そのうち教皇選挙の投票権を持つ80歳未満の枢機卿は118人、投票権を持たない80歳以上の枢機卿は76人となった。







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