2008-05-08 18:43:45

教皇とギリシャ・メルキト典礼巡礼団の出会い


教皇ベネディクト16世は、8日、ギリシャ・メルキト典礼カトリック教会の巡礼者たちとお会いになった。

アンティオキア総大司教グレゴリオス三世ラハームと14人の司教らに伴われた約300人の信者らは、中東各国や世界の他地域から集合し、バチカンを訪れた。

巡礼団を歓迎された教皇は、間もなく開幕する「パウロ年」に触れられ、ギリシャ・メルキト典礼の総大主教座が置かれたシリアのダマスカス(ダマスコ)への途上でのサウロ(パウロ)の回心を思い起こされた。

教皇はギリシャ・メルキト典礼カトリック教会が正教会とのエキュメニカル対話と兄弟的関係の構築に取り組んでいることを喜ばれると共に、キリスト教徒が少数派であるアラブ諸国において、これからもイスラム教徒との友好的な関係を育て、社会正義や倫理、平和などのテーマにおいて対話と協力に尽くして欲しいと願われた。







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