2008-05-08 17:57:58

「音楽と芸術は出会いと相互理解を促進」教皇、中国フィルのバチカン公演で


教皇ベネディクト16世出席のもと、バチカンで7日夜、中国フィルハーモニーオーケストラの公演が行なわれた。

パウロ6世ホールで行なわれたこの公演では、同オーケストラと上海歌劇院合唱団により、モーツァルトの「レクイエム」などが演奏された。

教皇は指揮者ロン・ユー氏や演奏者、合唱団をはじめ、すべての関係者に温かい感謝の言葉を述べられた。

「音楽や芸術は、異なる民族・文化間の出会いと相互理解と尊敬を推進するものです」と教皇は述べ、ヨーロッパの宗教曲が異なる文化の中でも鑑賞され評価されるように、個々の文化を越える宗教的感情をはじめ人間の魂の普遍的な感情を表現する音楽の素晴らしい力を強調された。

教皇はこのコンサートを機会に、すべての中国国民に挨拶をおくられる中で、特にキリストにおける信仰を共にし、ペトロの後継者である教皇との特別な霊的きずなで結ばれた人々への思いを表された。

最後に教皇は、「全人類のための大きな価値を持つイベント」であるオリンピックを準備するすべての人々にも挨拶を託された。







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