2008-05-07 19:03:21

アルメニア教会のカレーキン2世を迎えて、教皇一般謁見


教皇ベネディクト16世は、7日、水曜恒例の一般謁見を行なわれた。

この日の謁見は、アルメニア教会のカレーキン2世総主教を迎えて行なわれた。

カレーキン2世総主教をはじめとするアルメニア教会の使節団は、6日より10日までバチカンを訪問している。総主教は、7日午後、教皇庁立サレジオ大学での青年司牧神学の名誉博士号授与式に臨み、8日、教皇庁立東方研究所での会議に出席、9日には教皇との個人会談や、城壁外の聖パウロ大聖堂での夕べの祈りなどが予定されている。

カレーキン2世は一般謁見会場に向かう前に、聖ペトロ大聖堂地下の教皇ヨハネ・パウロ2世の墓を訪れたほか、大聖堂の壁がんにあるアルメニア教会の創始者、啓蒙者聖グレゴリウスの像を見学した。

教皇は集いのはじめにカレーキン2世に挨拶をおくられ、アルメニア教会とカトリック教会の友好関係を強める総主教の取り組みに心からの感謝を述べられた。

教皇はまた、前世紀にアルメニアのキリスト教徒が受けた迫害の苦しみを思い起こされ、すべての国々があらゆる迫害を非難し、平和の構築に取り組むことができるようにと願われた。

この日の講話で聖霊降臨をテーマにされた教皇は、聖霊に強められキリスト教徒が一致に向けて努力できるよう祈られた。

教皇は大型サイクロンによる深刻な被害に見舞われたミャンマーの人々に対し、思いやりと寛大さをもって支援の手を差し伸べてほしいと、再びアピールを行なわれた。

世界各国の参加者への挨拶で教皇は、カタールにおける唯一のカトリック教会であるドーハのロザリオの聖母教会からの巡礼者らに温かい言葉をかけられた。







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