2008-04-28 19:02:16

教皇、29人の司祭を叙階「すべての人に福音の喜びを伝えよう」


教皇ベネディクト16世は、27日午前、バチカンの聖ペトロ大聖堂でミサを捧げられ、この中で司祭叙階式をとり行われた。

この日司祭に叙階されたのは、ローマ教区に所属する国籍も年齢も様々な29人の助祭たち。

教皇による司祭叙階式は、例年善き牧者の日曜日とも呼ばれる復活節第4主日の世界召命祈願日に行なわれるが、今年は教皇の米国司牧訪問直前に当たったため、帰国後のこの日曜日に行なわれることになった。

教皇は叙階式に先立つ説教で、司祭たちの使命は、キリストの喜びを知ることができるようすべての町、すべての人に福音をもたらすことにあるとし、いのちのみ言葉のために働くほど偉大で素晴らしい使命があるだろうかと述べられた。

使徒パウロがコリントの信徒への手紙で「わたしたちはあなたがたの信仰を支配するつもりはなく、むしろ、あなたがたの喜びのために協力する者です」
(2コリント1,24)と記していることに教皇は注意を向けられながら、この言葉はすべての司祭にあてはまるものであると話された。

しばしば苦悩に満ち否定的な世界の中で、人々の喜びの協力者であるためには、それぞれの心の中で熱い福音の炎が燃え、主の喜びを保っていることが必要と、教皇は新司祭らを励まされた。







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