2008-04-24 18:17:03

教皇、コーカサス地方の司教団とお会いに


教皇ベネディクト16世は、24日、コーカサス地方の司教団とお会いになった。

アルメニア、アゼルバイジャン、グルジアの司教らはこのたび定期訪問のためにバチカンを訪問した。

教皇は各国の司教と個別に会見された後、司教団に公式の挨拶をおくられた。

ソ連崩壊後、発展に向けて社会が大きく変化する中で、貧困や失業、難民などの困難な問題がいまだこれらコーカサス地方の国々に残っていることを教皇は憂慮された。

教皇は、内外部の激しい対立のうちに多くの犠牲者を出した前世紀の激動の日々、教会もまた少なくない殉教者を出したが、それにもかかわらず福音の灯火は消されることはなかったと回顧。これからも神の民の賢明で確かな導き手となり、社会の大切な要素である家庭を支え、いのちの価値を擁護していくよう司教らに願われた。

また教皇は、多くの異なる文化・宗教が共存するコーカサスの社会で、カトリック共同体は小さな群れではあるが、他のキリスト教教会をはじめ諸宗教との積極的な協力のうちに、正義と平和の社会を共に構築してほしいと希望された。
 







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