2008-04-14 19:13:01

世界召命祈願日:「教会と宣教に奉仕する召命」教皇、日曜正午の祈りで


教皇ベネディクト16世は、バチカンで13日正午、レジナ・チェリの祈りを信者と共に唱えられた。

復活節第4主日にあたるこの日、カトリック教会は世界召命祈願日を記念した。

集いの説教で教皇は、司祭、修道者、宣教者、キリスト教的結婚と、すべての人がそれぞれに向けられた神の招きを知り、その召命に応えられるよう祈る、世界召命祈願日の目的を紹介。

「教会=宣教に奉仕する召命」という今年の召命祈願日のテーマは、偉大な宣教者聖パウロ生誕2千年を記念して6月28日に開幕する「パウロ年」と呼応することを教皇は指摘。

異邦人の使徒、聖パウロを、すべてのキリスト者、特にキリストをまだ知らない人々に福音を告げるために完全に自らを捧げた人々の模範として示された。

宣教への奉仕に活躍する人々として、教皇はまず司祭らを挙げられ、み言葉を説き、秘跡を与え、弱い人たちに司牧的愛を示す司祭らの献身的な務めに感謝を述べられた。この中で教皇は前日ギニアとケニアで殺害された2人の司祭を心に留められ、冥福を心から祈られた。

次に、教皇は貞潔と清貧、従順の誓願を通して福音そのものを生きることを選んだ修道者たちの宣教における重要な役割を強調。さらに、これらの修道者の間に健康といのちの危険を背負って宣教の前線で奉仕している多くの人々の存在を思い起こされた。

また、教皇はキリスト教の結婚が家庭や職場、小教区、社会で果たす宣教的召命をも説かれた。

教皇は教会におけるこうした様々な召命を教会の母・平和の元后、聖母マリアの保護にゆだねられ、これらが宣教の大きな活力となっていくよう祈られた。

そして翌々日15日から行なわれる米国司牧訪問および国連訪問の旅をも聖母に託された教皇は、この訪問中信者らの祈りによる支えを願われた。







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