2008-04-07 15:19:49

「エマオの弟子のように、信仰をみ言葉と聖体で養おう」教皇、日曜正午の集い


教皇ベネディクト16世は、バチカンで6日正午、レジナ・チェリの祈りを信者と共に唱えられた。

集いの説教で教皇は、この日の福音朗読箇所、「エマオの弟子」と呼ばれる著名なエピソード(ルカ 24,13-35)を取り上げられた。

教皇は、弟子たちが復活のキリストに出会うエマオという場所がどこであるかは正確に知られていないが、エマオへの道のりとはすべてのキリスト者、すべての人間の毎日の歩みであると強調され、イエスは今日も私たちと人生の道を共にし、私たちの心を信仰と希望であたため、永遠のいのちのパンを裂いてくれるのであると説かれた。

自分たちが希望をかけていたナザレのイエスが十字架につけられてしまったことに深い失望を抱いている弟子たちの姿は、辛い体験がきっかけで神から見捨てられたと感じ、信仰の危機に陥ってしまう現代の多くのキリスト者たちの状況を見るかのようであると教皇は指摘。

私たちもまたこのエマオの道を歩みながら、自分たちの信仰を清め成熟させ、イエスの言葉に耳を傾け、イエスがご自身そのものを私たちに与えられるパン、聖体によって養われなくてはならないと話された。

2日からローマで行なわれていた、神のいつくしみをテーマにした初めての国際使徒会議は、この日の午前中、クリストフ・ショーンボン枢機卿司式の閉会ミサによって終了した。

教皇は聖ペトロ広場に集った会議の参加者らに、「すべての人と、全世界の希望の源である神のいつくしみを、行って、証しするように」と熱い励ましをおくられた。







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