2008-03-14 17:32:28

誘拐されたイラク・モスル大司教遺体で発見


先月末イラクで誘拐されたカルデア典礼のパウロス・ファライ・ラホ・モスル大司教は、13日、モスル郊外で遺体で発見された。

ラホ司教は、2月29日、モスルの教会で十字架の道行きをとり行った後、教会を出て車に乗ったところを武装集団に襲われ誘拐された。その際、誘拐者らは司教の警護2人と運転手を殺害した。

教皇ベネディクト16世はこのような暴力行為を厳しく糾弾、ラホ大司教の解放を繰り返し呼びかけられていた。

ラホ司教の死は、バグダッド補佐司教シレモン・ワルドゥニ師によって、カトリック系通信社SIRを通じて発表された。

ワルドゥニ司教によれば、ラホ司教の遺体は誘拐者らの連絡によって、モスル近郊に埋められた形で発見された。犯人たちは前日からラホ司教の健康が非常に悪化していることを告げていたが、その日の午後になって同司教が亡くなり、遺体を埋めたとの電話があったという。何人かの青年たちが指示された場所を掘り起こし司教の遺体を見つけた。ワルドゥニ師は、ラホ司教の死因が何であるかは現時点ではまだわからないと述べた。

ラホ司教は以前から健康がすぐれず、イラクとヨルダンの教皇大使フランシス・アッシジ・キュリカト大司教も、数日前オッセルバトーレ・ロマーノ紙のインタビューの中で、同司教は最近手術を受けたばかりで治療を必要とする状態であり、長い監禁生活に耐えられるかどうかを憂慮していた。







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