2008-02-22 17:19:24

教皇一般謁見・カテケーシス要約(2008.2.20)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

今日のカテケーシスでも聖アウグスティヌスについての考察を続けましょう。

聖アウグスティヌスは非常に豊かで影響力のある教説の著者でした。聖アウグスティヌスの数ある著作の中でも、最も有名なのは「告白」です。この本は自分の生涯についての祈りに満ちた反省です。その中で自分自身の罪深さを告白し、主の大きな恵みとその憐れみを賛美しています。

また、「神の国」と題される本もあります。聖アウグスティヌスはその中で、地上の国と天上の国という二つの国の相克を描いています。地上の国は、自己愛から生まれ、神に関しては無関心な国です。一方、天上の国は、神への愛から生まれ、自分自身の利益に関しては無関心です。

聖アウグスティヌスは、また「三位一体論」で、父と子と聖霊の三つのペルソナにおける唯一の神というキリスト教信仰の真髄を説いています。

聖アウグスティヌスは、膨大な数の著作と広い学識によって大きな仕事をしましたが、何よりも絶えず心にかけていたのは、キリストのメッセージを広めるということにありました。彼はキリストの福音を大人にも子どもにも分かりやすい言葉で伝えようと常に努力していました。

私たちも他の人々とキリストのよき便りを分かち合うために、聖アウグスティヌスの模範に従うことができますように。
 







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