2008-01-24 17:53:59

「回心と聖なる生活と祈りは、教会一致運動の魂」教皇一般謁見


教皇ベネディクト16世は、バチカンで23日、水曜恒例の一般謁見を行なわれた。

この日の謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇は18日から25日まで行われているキリスト教一致祈祷週間をテーマに話された。

教皇は、キリスト者の一致を願う祈りの運動が、100年前ポール・ワトソン神父の提唱によって始まり、司教らの賛同や、ベネディクト15世教皇の1916年の呼びかけを経て、次第にカトリック教会の中にも広く浸透し、第2バチカン公会議にも重要な影響を与えていった、その歴史を振り返られた。

第2バチカン公会議は「エキュメニズムに関する教令」の中で、回心と、聖なる生活と、祈りこそが、教会一致運動全体の魂であると教えていることを教皇は紹介され、特に一致の恵みを求めるための効果的手段としての共同の祈りの意義に触れられた。

神の不在、神に近づくことの困難によって苦しむ世界に対し、神のみ顔を示すために、キリスト者は分裂ではなく、共に心を開き、キリストへの共通の眼差しを持つことで、一致という恵みを受け入れる力を絶えず祈り求めていかなくてはならないと教皇は説かれた。







All the contents on this site are copyrighted ©.