2007-12-21 15:00:04

教皇一般謁見・カテケーシス(2007.12.5)


親愛なる兄弟姉妹の皆さん

初代教会の教父たちについてのカテケーシスを続けながら、今日は、北イタリアのアクイレイアの司教であった、聖クロマティウスについて考察しましょう。

4世紀の終わり頃、アクイレイアの教会は、同地で開かれた司教会議を通しアリウス派の異端との激しい論争で重大な役割を果たしました。

聖クロマティウスはキリスト教の家庭に生まれ、司祭となりました。司教会議には専門家として出席し、そしてアクイレイアの司教に叙階されました。

彼は、北イタリアに北方からの異民族の侵入が続いた大きな混乱期に、広大な教区を大いなる熱意をこめて統治しました。

聖クロマティウスは、聖書のブルガタ訳に関して聖ヒエロニモを助けました。そして、説教や聖マタイの福音についての解説など多くを残しました。

聖クロマティウスの教説は、特に三位一体の神秘、聖霊の働き、キリストの完全な人間性、おとめマリアの尊厳、教会の一致を強調して説いています。

生き生きとしたラテン語と豊かな象徴性を駆使して、聖クロマティウスは信仰の真理について語りました。希望のうちに信者たちを支え、必ず悪に勝利する主に信頼して祈るようにと励ました。







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