2007-11-13 17:00:51

教皇、インドネシアの新大使とお会いに


教皇ベネディクト16世は、12日、インドネシアの新しい大使とお会いになった。

この日、インドネシアのスプラプト・マルトセトモ大使は、信任状提出のためバチカン宮殿に教皇を公式訪問した。

大使を歓迎された教皇はこの席で、平和への脅威であるテロリズム問題や、宗教間の対話などに言及された。

テロ問題について教皇は、神の名において暴力行為を正当化すること、宗教を政治目的のために歪めることを断固として非難するカトリック教会の姿勢を改めて強調。人命と自由を侮べつし、社会の基盤そのものを脅かすあらゆる形のテロに対決するインドネシア政府の姿勢を評価された。

また教皇は、世界で最も多くのイスラム教徒を擁するインドネシアが、国内の諸宗教対話を構築することはもとより、世界の諸宗教間の協力を推進する上で重要な働きを果たすことを期待された。そして、インドネシアにおける少数派であるキリスト教徒の社会参加をはじめ、人間の基本権利であり、同国憲法が保証する信教の自由が守られるようにと願われた。







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